噛み合わせが悪くなる原因は?
歯ぎしり・欠損・癖の影響【五反田】

「以前は気にならなかったのに、最近噛み合わせがおかしい」「歯科医院で噛み合わせが悪いと言われたが、心当たりがない」。五反田で働く方からこうしたご相談を受けることが増えています。子どもの頃から歯並びが悪かったわけでもないのに、なぜ大人になってから噛み合わせが悪くなるのでしょうか。

この記事では、噛み合わせが悪くなる原因を「歯」「力」「癖」という3つの方向から整理します。歯を失ったままにした影響や治療後の高さのずれ、歯ぎしり・食いしばりや日中の噛みしめ、頬杖や姿勢といった生活の癖まで、働く世代に特に多い要因を取り上げ、最後に原因を切り分けるための考え方をお伝えします。原因が見えると、何を自分で変えられて、何を歯科医院で診てもらうべきかがはっきりします。

噛み合わせは「歯」「力」「癖」の
3方向から崩れる

下の前歯が重なり噛み合わせがずれている女性の口元|アトレ五反田シティデンタルクリニック

噛み合わせは、上下の歯がどこで当たり、顎がどう動くかという仕組みです。この仕組みは、歯そのものが変わっても、歯にかかる力が変わっても、力のかかり方を左右する癖があっても崩れます。原因は一つに決まらないことが多く、たとえば「奥歯を失ったまま数年たち、その間に歯ぎしりが強くなり、片側でばかり噛むようになった」というように、3つが連鎖しているケースがよく見られます。

3方向の原因を一覧で見る

方向 代表的な原因 噛み合わせに起きる変化 気づくきっかけ
方向: 代表的な原因:歯のすり減り、歯の欠損の放置、詰め物・被せ物の高さ、虫歯や歯周病による歯の移動、親知らずの萌出 噛み合わせに起きる変化:当たる歯と当たらない歯ができる、噛む高さが下がる、歯列の並びが少しずつずれる 気づくきっかけ:治療後に高い感じが続く、特定の歯だけ噛むと響く、食べ物が挟まりやすくなった
方向: 代表的な原因:睡眠中の歯ぎしり、強い食いしばり、日中の噛みしめ(TCH) 噛み合わせに起きる変化:歯の先端が平らにすり減る、歯が欠ける、詰め物が外れる、顎の筋肉が緊張し続ける 気づくきっかけ:起床時の顎の疲れ、家族からの指摘、歯がしみる、頬の内側に歯の跡がある
方向: 代表的な原因:頬杖、うつぶせ寝、片側噛み、うつむいた姿勢、爪や物を噛む習慣 噛み合わせに起きる変化:弱い力が長時間かかることで歯や顎の位置が少しずつ偏る、片側だけがすり減る 気づくきっかけ:左右で噛みやすさが違う、顔の左右差が気になる、いつも同じ側で頬杖をついている

「歯」の原因|歯そのものが変わる

歯の欠損を放置した影響

奥歯を抜いたままにすると、その空いた場所に向かって隣の歯が少しずつ傾き、噛む相手を失った反対側の歯は、当たるものがないため伸び出してくることがあります。変化は年単位でゆっくり進むので自覚しにくいのですが、気づいたときには当たり方が全体的にずれていた、というケースは珍しくありません。歯を失った後の選択肢についてはインプラントのページや入れ歯のページで解説しています。

治療した歯の高さと、歯の移動

詰め物や被せ物の高さがわずかに合っていないと、その歯だけが先に当たる状態になり、周りの歯や顎に負担が偏ります。また、歯周病が進んで歯を支える骨が減ると歯が動きやすくなり、前歯が開いてきたり、すき間ができたりして噛み合わせが変わります。歯周病は自覚しにくい病気なので、噛み合わせの変化が発見のきっかけになることもあります。

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親知らずが押す力

20代前後で親知らずが生えてくるとき、手前の歯を押すような形で生えると、歯列全体がわずかに動いて前歯の重なりが強くなることがあると言われています。すべての方に起こるわけではありませんが、20代で噛み合わせの変化を感じた場合には、親知らずの生え方も確認しておきたい要素です。

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働く世代に多い「力」と「癖」の原因|
歯ぎしり・食いしばり・日中の噛みしめ

上下の歯の当たり方と歯列のずれが分かる口腔内写真|アトレ五反田シティデンタルクリニック

五反田で働く方の噛み合わせの相談で、特に多いのが「力」による原因です。歯や顎は、食事のときに一時的に強い力がかかることには耐えられるようにできていますが、寝ている間や仕事中に長時間、力がかかり続けることは想定されていません。

睡眠中の歯ぎしりと強い食いしばり

睡眠中の歯ぎしりは、本人が気づかないうちに歯をこすり合わせたり、噛みしめたりする現象です。歯ぎしりの力は日中の食事よりはるかに強くなることがあるとされ、繰り返されると歯の先端が平らにすり減ったり、歯の根元が欠けたりして、当たり方が変わっていきます。厚生労働省の情報サイトでも、歯ぎしりは自覚症状がない場合も多く、その原因は不明とされていると説明されています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯ぎしり」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-028.html )。だからこそ、「自分は歯ぎしりをしていない」と思っている方でも、歯のすり減りや起床時の顎の疲れがあれば、力の影響を疑ってみる価値があります。

日中の噛みしめ(TCH)という見落とされやすい癖

本来、何もしていないときの上下の歯は触れ合っておらず、わずかにすき間が空いています。ところが、パソコン作業や集中しているとき、緊張しているときに、上下の歯を軽く触れさせ続けている方がいます。これは歯列接触癖(TCH)と呼ばれ、力そのものは弱くても、続く時間が長いために顎の筋肉に休む時間がなくなり、歯への負担も少しずつ蓄積します。デスクワークの多い方、スマートフォンをうつむいて長時間見る方に多く見られる癖で、噛み合わせの不調の背景にこの癖が隠れていることがあります。

顎関節の症状は「複数の原因の重なり」で起こる

力や癖が続くと、顎関節にも影響が及ぶことがあります。公益社団法人 日本口腔外科学会の解説では、顎関節症は過度の開口や硬いものを噛むことがきっかけになる一方で、噛み合わせの異常や歯ぎしりによって顎関節が傷ついたり咀嚼筋の連携に支障をきたしたりすること、さらに精神的ストレスからくる顎関節周囲の異常な緊張が関与していることもあると、複数の要因を挙げています(参照:公益社団法人 日本口腔外科学会「顎関節の疾患」 https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/ )。また、一般社団法人 日本顎関節学会が一般向けに公開している「なぜ」の解説には、顎関節や咀嚼筋の傷害だけでは説明のつかない痛みもあり、心理的あるいは社会的なストレスが関係している方もいると述べられています(参照:一般社団法人 日本顎関節学会「あごが痛い・口が開かない・音がするのはなぜ」 https://kokuhoken.net/jstmj/general/why_tmd.html )。噛み合わせと顎の症状は、「これが原因」と一つに絞れないことが多いのです。

「癖」の原因|弱い力でも長く続けば歯は動く

頬杖、うつぶせ寝、いつも同じ側で噛む、うつむいた姿勢で長時間スマートフォンを見る。どれも一つひとつは小さな力ですが、歯は弱い力でも長く受け続けると少しずつ動く性質があります。矯正治療が弱い力で歯を動かすのと同じ原理が、意図しない形で働いてしまうわけです。片側噛みの癖は、反対側に「噛めない理由」(虫歯や欠損)が隠れていることもあり、癖そのものより先に原因を確認する必要があります。

  • 頬杖:顎の片側に横向きの力がかかり続け、顎の位置や歯列の偏りにつながることがある
  • うつぶせ寝:顎が枕に押しつけられ、一晩中同じ方向の力を受ける
  • 片側噛み:噛む側だけがすり減り、反対側は使われないままバランスが崩れる
  • うつむき姿勢:下顎が前後にずれた位置で長時間保たれ、顎の筋肉の緊張と噛みしめを誘発しやすい

五反田で「原因の切り分け」を相談するなら|
検査で分かること・生活で変えられること

歯ぎしりですり減り根元が欠けた歯の拡大写真|アトレ五反田シティデンタルクリニック

噛み合わせが悪くなる原因は重なり合っているため、「歯ぎしりのせいだと思っていたら、実は古い被せ物の高さが引き金だった」ということもあります。当院では、原因をひとつに決めつけず、歯・力・癖のどこにどれだけ影響があるかを検査で分けて考えるようにしています。

検査で分かる「歯」と「力」の影響

歯の当たり方は色のつく検査材で確認し、すり減りや欠け、頬の内側の圧痕といった力の痕跡を視診で探します。レントゲンでは歯の傾きや歯を支える骨の状態、必要に応じた歯科用CTでは顎関節や骨の形を立体的に確認できます。検査で見えるのは主に「歯」と「力」の影響で、「癖」については問診で生活の様子を伺いながら推測していきます。

自分で変えられること、歯科医院に任せること

日中の噛みしめや頬杖のような癖は、気づく回数を増やすことで負担を減らせる可能性があります。一方で、すり減った歯や合っていない被せ物、失った歯は自分では戻せません。癖の見直しは自分で、歯の問題と力を受け流す装置は歯科医院で、と役割を分けて考えると、どこから手をつければよいかが整理できます。具体的な治療の方法や生活面の対策は、当院の噛み合わせ治療のページでご案内しています。

五反田での相談と院内のご案内

  • JR・東急池上線・都営浅草線の五反田駅に直結したアトレ五反田1の5階で、休診日なし・昼休みなしで夜20時30分まで診療しています。仕事の合間や退勤後に、まず原因の確認だけという受診も歓迎です
  • 初回は問診で症状の出る時間帯(起床時か日中か)や仕事の環境を伺い、歯の当たり方の確認とレントゲン撮影を行います。顎関節まで詳しく見る必要があれば院内の歯科用CTを使います
  • 診療室はすべて個室ですので、歯ぎしりを指摘されたことや職場でのストレスについても、周りを気にせずお話しいただけます
  • 力の影響が強い方には、就寝時のマウスピースで歯と顎を守りながら経過を見る方法をご提案することがあります
  • 歯の欠損や高さのずれが見つかった場合は、治療の選択肢と費用の見通しを整理してからご説明し、急いで決めていただくことはありません

よくある質問

噛み合わせが悪くなる原因は、生まれつきのものが多いのですか?
生まれつきの歯や顎の大きさが関わることもありますが、大人になってから噛み合わせが変わる場合は、歯のすり減り、歯を失ったままにしたこと、治療した歯の高さ、歯ぎしりや日中の噛みしめといった後天的な要因が重なっていることが少なくありません。原因が一つとは限らないため、検査で切り分けることが大切です。
デスクワーク中に歯を噛みしめている気がします。噛み合わせに影響しますか?
日中に上下の歯を軽く触れさせ続ける癖は、歯や顎の筋肉に長時間の負担をかけ、歯のすり減りや顎の疲れにつながることがあります。強い力でなくても、続く時間が長いことが問題になります。気づいたときに歯を離す習慣づけが第一歩で、必要に応じて検査で影響の程度を確認します。
奥歯を1本抜いたままにしています。噛み合わせに関係ありますか?
関係することがあります。歯がない場所に向かって隣の歯が傾いたり、噛む相手を失った反対側の歯が伸びてきたりすると、全体の当たり方が変わります。変化はゆっくり進むため自覚しにくく、気づいたときには複数の歯に影響が及んでいることもあります。早めに補う方法を相談しておくのが安心です。
ストレスが噛み合わせを悪くすることはありますか?
ストレスそのものが歯を動かすわけではありませんが、緊張が続くと食いしばりや歯ぎしりが増え、その力が歯や顎に影響することは指摘されています。仕事が忙しい時期に顎が疲れる、歯がしみるといった変化があれば、力の影響を疑うきっかけになります。
原因が分かれば、噛み合わせは自分で直せますか?
頬杖や片側噛みのような癖は、意識することで負担を減らせる場合があります。ただし、歯のすり減りや高さのずれ、歯の欠損などは自分では戻せません。癖の見直しは自分で、歯や高さの問題は歯科医院で、と役割を分けて考えると整理しやすくなります。

まとめ|噛み合わせが悪くなる原因は一つに絞れないことが多い

噛み合わせが悪くなる原因は、歯のすり減りや欠損・治療後の高さといった「歯」の要因、歯ぎしり・食いしばり・日中の噛みしめといった「力」の要因、頬杖や片側噛みといった「癖」の要因に分けて考えると整理しやすくなります。大人になってからの変化は、これらが重なって進んでいることが多く、顎の症状についても複数の要因が関わると専門の学会が説明しています。

癖の見直しは自分で始められますが、歯そのものの変化や力の影響は検査で確かめる必要があります。五反田で噛み合わせの変化を感じている方は、原因を自分で決めつける前に、一度歯・力・癖のどこに影響があるのかを確認しに来てください。

噛み合わせ治療を受けるうえでの注意点

注意点

  • この記事の「歯・力・癖」の分類は原因を整理するための一般的な考え方で、実際の原因は検査と問診をもとに個別に判断します
  • 歯ぎしりや日中の噛みしめは、それ自体を完全になくす治療法が確立しているわけではなく、影響を減らす対策が中心になります
  • 就寝時のマウスピースは装着当初に違和感が出ることがあり、合わない状態で使い続けると負担になるため、調整のための来院が必要です
  • 失った歯を補う治療や被せ物の見直しには、それぞれ固有のリスク(歯を削る、手術を伴う、装置の違和感など)があり、治療前に個別にご説明します
  • 癖の見直しによる変化には個人差があり、改善をお約束するものではありません。経過を見ながら対策を調整していきます

おおよその費用

噛み合わせの原因を調べるための診察・レントゲン撮影と、症状の改善を目的とした調整や、就寝時に使うナイトガードの作製は、歯科医師が必要性を認めたものであれば多くの場合健康保険の対象です。窓口でのお支払いは、その日の検査・処置の内容とご加入の保険の負担割合によって決まります。失った歯を補う治療のうち、インプラントなど自費となるものの料金は各案内ページに掲載しています。お会計は現金に加えてクレジットカードにも対応しています。

記載理由

医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の考え方に沿って、噛み合わせが悪くなる原因が複数あることを知り、自分で変えられることと歯科医院で診てもらうことを分けて考えていただけるように記載しています。

※原因の現れ方や変化の速さには個人差があります。※保険の適用は症状と診断の内容によって判断されます。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。噛み合わせが悪くなった原因は検査で個別に確かめる必要がありますので、噛み合わせの変化や顎の疲れを感じている場合は歯科医院での受診をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

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