矯正の種類で期間は変わる?装置別の目安と通院ペース【五反田】
矯正を検討するとき、費用と並んで気になるのが「どのくらいで終わるのか」でしょう。五反田でお勤めの方からは、「装置の種類を変えれば早く終わりますか」というご質問をしばしばいただきます。矯正の種類によって期間が変わるのは事実ですが、変わり方は多くの方が思っているのとは少し違います。装置が期間を決めているというより、装置は期間を決める要素のひとつにすぎない、というのが実際のところです。
この記事では、歯を動かす期間の目安が種類ごとにどう違うのか、そして通院の間隔と1回あたりの所要時間がどう変わるのかを整理します。仕事の予定と治療をすり合わせたい方に向けて、カレンダーの上で考えられる形にまとめました。費用や適応の話は別の記事に譲ります。
期間を決めているのは装置ではなく「動かす量」
──種類ごとの目安に幅が出る理由
歯が動く速さには生物学的な上限がある
歯は、周りの骨がゆっくり作りかえられることで移動します。この作りかえの速さには体の側の都合があり、強い力をかけたからといって比例して速くなるものではありません。つまり、どの装置を使っても歯の動く速さそのものは大きくは変わらないということです。そうすると期間を左右するのは、どれだけの距離を、何本、どの方向へ動かすのかという総量になります。日本歯科医師会は、矯正治療の期間は症例により異なるとしたうえで、近年は技術の進歩により短縮する傾向があり、おおむね1〜3年程度が一般的だと説明しています(参照:公益社団法人 日本歯科医師会 テーマパーク8020「矯正歯科」 https://www.jda.or.jp/park/trouble/index08.html )。この幅の広さは、装置の違いよりも症例の違いによるところが大きいと考えてください。
装置の種類ごとに見る期間の目安
そのうえで、種類によって傾向の差はあります。当院で扱っている装置を並べると次のようになります。いずれも「動かす量が同程度だったら」という前提の比較で、実際の見通しは検査のあとにお伝えしています。
| 装置の種類 | 歯を動かす期間の傾向 | 期間に影響しやすい要素 |
|---|---|---|
| 金属のブラケットとワイヤー | 傾向:全体を扱う治療の標準的な長さ。複雑な動きにも対応しやすい | 影響:抜歯の有無、動かす方向の数、奥歯まで含めるかどうか |
| 白いブラケット・白く見せたワイヤー | 傾向:金属のものとおおむね同じ。見た目を変えた選択肢という位置づけ | 影響:部品が外れた場合の再装着に時間を取られることがある |
| 歯の裏側に付ける装置 | 傾向:表側と大きくは変わらないが、慣れるまでの立ち上がりに時間を要することがある | 影響:装置の作製に日数がかかり、開始までの準備期間が長め |
| 取り外し式の透明な装置 | 傾向:計画どおりに使えていれば全体の治療でも同程度。ずれると延びやすい | 影響:1日の装着時間、段階を進めるタイミング、追加の作製が必要になるか |
| 範囲を絞る部分矯正 | 傾向:動かす本数と距離が小さいため、全体の治療より短いことが多い | 影響:並べるすき間をどう確保するか、奥歯の噛み合わせに手を入れるか |
途中で装置を変えると期間はどうなるのか
治療の途中で別の種類へ持ち替えることがあります。動きの大きい前半をワイヤーで進め、細かい仕上げを取り外し式に切り替えるといった組み立てです。この場合、切り替えの前後で歯型を取り直したり装置の製作を待ったりする時間が入るため、単純な足し算にはなりません。とはいえ、途中まで進んだ状態から始められるので、最初からやり直すわけでもありません。逆に、想定した動きが出ずに方針を組み直す場合は、その分だけ期間が延びます。切り替えの可能性がある治療では、どの時点で判断するのかを最初に確認しておくと、見通しが立てやすくなります。
「短くなる」の中身を分けて考える
期間が短いと紹介される方法には、動かす量そのものが少ないもの(範囲を絞る)と、工程を圧縮しているもの(準備や確認を省く)があります。前者は理にかなっていますが、後者は結果に影響しかねません。歯を動かし終えたあとには、位置を保つ期間が別に必要です。この保定を含めないで「◯ヶ月で終わる」と語られている場合、後半が見えていないことになります。見積りを比べるときは、動かす期間と保つ期間の両方が書かれているかを確かめてみてください。
通院の間隔と1回の所要時間は種類で変わる
──月1回の調整と、自宅での交換
来院の頻度
日本歯科医師会は、矯正中の来院について、装置の種類により異なるものの通常は月1回程度としています(参照:公益社団法人 日本歯科医師会 テーマパーク8020「矯正歯科」 https://www.jda.or.jp/park/trouble/index08.html )。歯に固定する装置では、線を交換したり力のかけ方を調整したりする作業が来院時に発生するため、この頻度が基本になります。一方、取り外し式では装置の交換をご自身で行うため、来院は進み具合の確認が中心となり、間隔を長めに設定できる場合があります。ただし、確認を飛ばしすぎると計画とのずれに気づくのが遅れるため、どこまで空けられるかは経過を見ながらの判断です。
1回あたりに取られる時間
予定を組むうえでは、頻度よりも1回の長さのほうが響くことがあります。線の交換を伴う日はある程度の時間が必要で、経過の確認だけの日は短く済みます。取り外し式でも、部品を追加したり形を調整したりする日は長くなります。当院では次回に何をするかを毎回お伝えしていますので、長くなる日を休みの前後に寄せるといった組み方が可能です。
働きながら続けるうえでの現実的な設計
- 出張や繁忙期が読めている場合は、その時期に調整日が重ならないよう前後にずらす
- 取り外し式を選ぶなら、外した装置をどこに置くかを含めて1日の動線を先に決めておく
- 装置が外れたときにすぐ受診できる場所かどうかを、通いやすさの基準に入れる
- 動かす期間だけでなく、保定に入ってからの通院頻度も最初に確認しておく
- 式典や撮影など見た目に関わる予定があれば、開始時期の調整を先に相談する
お子さんの治療では期間の考え方が変わる
成長期の治療では、装置を使う期間に加えて、生え替わりや成長を待つ期間が計画に組み込まれます。日本小児歯科学会は、成長発育中の子どもは上下のあごの骨のバランスを整えやすいとしたうえで、治療がうまく進まない要因として、患者側の協力が得られないこと、成長の予測を超えた過成長や劣成長、口腔習癖が改善されないこと、転医により方針が一貫しないことを挙げています(参照:公益社団法人 日本小児歯科学会「こどもたちの口と歯の質問箱」 https://www.jspd.or.jp/question/qa/ )。待つ時間が含まれる分、大人の治療とは物差しが変わると考えてください。
五反田で仕事の予定と
治療期間をすり合わせるには
期間の見通しは、口の中を調べて動かす量が分かってはじめて立てられます。五反田でご相談いただくときは、次の順序で進めています。
- 気になっている場所と、いつまでに整えたいという希望があればその時期を伺う
- レントゲン・歯科用CT・歯型で、動かす距離と本数、抜歯の要否を見立てる
- 候補となる装置ごとに、動かす期間と保定の期間を分けて提示する
- 通院の頻度と1回の所要時間を示し、勤務の都合と合うかを一緒に確認する
- 検査結果と見通しを書面でお渡しし、持ち帰ってご検討いただく
アトレ五反田シティデンタルクリニックは五反田駅と直結したアトレ五反田の中にあり、働きながら通う方に多くご利用いただいています。
- 土日祝も休まず、平日は夜まで受け付けています。出勤前や退勤後に調整日を入れられます
- 固定式と取り外し式の両方を扱っているため、期間の見通しを並べて比べられます
- 歯科用CTを備え、骨と歯の根の状態を確かめたうえで動かせる量を見立てます
- 完全個室の診療室で、仕事の事情や通える時間帯を率直にお話しいただけます
- ご予約はオンラインとLINEに対応。装置が外れたときのご連絡もこちらから承っています
「あと何年かかるのか」が分からないままでは、始める決心もつきにくいものです。五反田で矯正の種類と期間の関係が気になったら、動かす量から逆算した見通しをお持ち帰りください。装置ごとの詳しい話はワイヤー矯正・マウスピース矯正・部分矯正の記事に、料金は矯正歯科のページにまとめています。
よくある質問
部分矯正なら数ヶ月で終わりますか?
同じ歯並びでも装置によって期間に差が出るのはなぜですか?
通院を月1回より減らせる装置はありますか?
1回の来院時間は装置によって違いますか?
出張が多くても続けやすい装置はありますか?
まとめ|矯正の種類より「動かす量」が期間を決める
矯正の種類によって期間の傾向に差はありますが、決め手になるのは動かす距離と本数、そして抜歯を含むかどうかです。歯が動く速さには体の側の上限があるため、装置を変えれば大幅に短くなるという考え方は現実に合いません。範囲を絞れば短くなるのは、動かす量そのものが減るからです。
また、動かし終えたあとに位置を保つ期間が別に必要になる点も、装置の種類を問わず共通です。この期間を含めずに語られた見通しは、実際より短く見えてしまいます。
通院については、歯に固定する装置ではおおむね月1回の調整が基本で、取り外し式では間隔を長めに取れることがあります。1回にかかる時間も日によって違うため、予定と合わせやすい形は設計できます。五反田で働きながら矯正を考えるなら、動かす期間と保つ期間を分けて示してもらうところから始めてみてください。
自由診療の副作用とリスク
副作用とリスク
- 装置を入れた直後や調整の後に、噛んだときの痛みを感じることがあります。程度は人によって異なります
- 歯の動き方には差があり、当初お伝えした見通しより長くかかる場合があります
- 外すタイプでは装着の不足が計画とのずれを生み、装置を作り直すことがあります
- 部品の周辺は汚れが残りやすく、むし歯や歯肉の炎症が生じやすくなります
- 移動にともない歯根が短くなる変化や、歯ぐきの退縮が起こることがあります
- 移動後に位置を保つ処置を行わないと、後戻りが生じることがあります
- 矯正は原則として自費診療であり、期間や仕上がりをお約束するものではありません
おおよその費用
期間が長いほど高くなる、という関係にはなっていません。装置ごとに基本料金が決まっており、そこへ初回の検査・診断料、来院1回ごとの費用、仕上げの保定装置代が積み上がります。
成人矯正(ワイヤー) 700,000〜800,000円
成人矯正(マウスピース型) 250,000〜850,000円
部分矯正 100,000〜500,000円
調整料・観察料(1回) 5,000円
リテーナー(保定装置)代 30,000円
※現金とクレジットカードを受け付けています。院内分割(成人20回まで)は手数料がかからず、より長い回数をご希望の場合はデンタルローンをご案内します。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の趣旨を踏まえ、期間や費用の見通しを踏まえたうえでご判断いただけるよう記しています。
※副作用とリスクには個人差があります。※全て税抜の金額を表示。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。治療期間の見通しは歯並びの状態によって異なります。歯並びが気になる場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。