口腔外科を診る歯医者の確かめ方は?
資格・設備・連携先【五反田】
親知らずを抜くことになった、口の中にできものが見つかった。そんなとき、会社の近くで通える歯科医院を探して「口腔外科」の文字を見つけても、そこで受けてよいのか判断がつかない、という声をよく伺います。大学病院まで行くべきか、近くの歯医者で足りるのか。限られた時間で通院先を決めたい方ほど、何を基準にすればよいかが気になるところです。口腔外科で扱う病気や処置については口腔外科のページをご覧ください。
この記事では、口腔外科を診る歯医者をどう確かめるかを、資格・設備・連携先という3つの項目に分けて整理します。どの医院が優れているかを決めるための記事ではなく、ご自分の症状に合った相談先かどうかを、受診前と受診時に確かめるための「見る場所」をまとめたものです。費用の仕組みについては口腔外科の費用を解説した記事でご紹介しています。五反田で通いやすい相談先を探している方の参考になれば幸いです。
看板の「口腔外科」から
分かること・分からないこと
「歯科口腔外科」は、歯科・小児歯科・矯正歯科と並んで、歯科医院が広告に使える診療科名の一つです。看板やホームページにこの名前があれば、その医院が虫歯や歯周病の治療に加えて、抜歯などの外科的な処置にも取り組んでいることが分かります。
一方で、診療科名はあくまで「どの分野を扱うか」を示すものです。日本口腔外科学会も、一般の歯科医院が「歯科口腔外科」を掲げていても、学会の専門医や認定医が担当しているとは限らないという趣旨の説明をしています。看板の文字だけで、院内で行う処置の幅まで読み取るのは難しいのが実情です。
看板から読み取れること
- 抜歯や口の中のできものなど、外科的な処置の相談を受け付けていること
- 歯の治療と口の外科処置を、同じ医院の中で扱っていること
看板だけでは読み取れないこと
- 骨に埋まった親知らずなど、難しい処置をどこまで院内で行うか
- 担当する歯科医師が、口腔外科でどんな研修や経験を積んできたか
- 処置中の血圧や脈拍を見守る機器、画像検査の設備があるか
- 院内で難しいとき、どの病院へ紹介しているか
この「読み取れないこと」を補うのが、次の3つの確認項目です。どれか一つで判断するのではなく、ご自分の症状に照らして組み合わせて見ていくのがおすすめです。
資格・設備・連携先
確かめたい3つの項目
項目1|資格――専門医・認定医・指導医の読み方
口腔外科の分野には、学会が研修と審査を経て認める資格があります。日本口腔外科学会は、専門医について「①申請書類審査、②筆記試験・口頭試問、③手術実地審査の3段階を経て認定されます」と説明しています(参照:日本口腔外科学会「専門医説明、認定医・指導医説明」 https://www.jsoms.or.jp/public/senmon/setsumei/ )。同じページの内容をもとに、3つの資格の違いを整理すると次のようになります。
| 資格 | 求められる研修期間の目安 | 認定の方法 |
|---|---|---|
| 口腔外科認定医 | 研修:初期臨床研修の修了後、2年以上 | 認定:書類審査と筆記試験 |
| 口腔外科専門医 | 研修:初期臨床研修の修了後、学会が認めた研修施設で6年以上 | 認定:書類審査、筆記試験・口頭試問、手術を試験官が見学する実地審査 |
| 口腔外科指導医 | 研修:初期臨床研修の修了後12年以上、かつ専門医の取得後3年以上 | 認定:書類審査、手術の実地審査と面接 |
いずれの資格も5年ごとに更新が求められると説明されています。資格は、一定の研修と審査を経たことを示す目安になります。ただし、資格を持たない歯科医師が抜歯などの処置を行えないわけではなく、一般的な抜歯や小さな処置は多くの歯科医院で日常的に行われています。資格の有無に加えて、医院のサイトに載っている経歴(どの病院の口腔外科で研修したかなど)も、手がかりの一つになります。
項目2|設備――画像検査と処置中の体制
外科処置の前に、歯の根や神経、骨の中の状態をどこまで立体的に確かめられるかは、処置の計画に直結します。また、処置中の体調の変化に気づける体制があるかどうかも、持病のある方には大切な点です。
- 歯科用CTが院内にあるか(ない場合は、撮影できる施設と連携しているか)
- 処置中に血圧や脈拍を見守る機器を使っているか
- 器具の滅菌や、処置室の衛生管理について説明があるか
- 緊張が強い方への配慮(鎮静法など)に対応しているか、対応していない場合はどこを紹介しているか
親知らずの抜歯を例に取ると、根が神経の管に近いかどうかはCTで確かめると分かりやすくなります。親知らずそのものの特徴は、次の記事でご紹介しています。
項目3|連携先――院内で難しいときの行き先
どれだけ体制の整った歯科医院でも、入院や全身麻酔が望ましい処置、全身の管理が必要な処置は、病院の口腔外科で行うほうが適しています。大切なのは、院内でできないことがあるかどうかではなく、そのときにどこへ、どんな形でつないでもらえるかです。
受診の際に聞いておけること
- 今回の処置は院内で行う予定か、紹介になる可能性があるか
- 紹介になる場合、どの病院のどの科へつなぐのか
- 紹介状には画像や検査結果も添えてもらえるか
- 病院での処置のあと、経過の確認やその後の歯の治療はどこで受けるか
これらの質問にはっきり答えてもらえるかどうかは、医院の体制を知るうえで、資格や設備と同じくらい参考になります。答えがその場で出ない場合でも、検査のあとに改めて説明してもらえるかを確かめておくとよいでしょう。
相談したい内容によって、重みを置く項目は変わる
3つの項目は、どの症状でも同じ重さで見る必要はありません。相談したい内容ごとに、特に確かめておきたい項目を整理すると次のようになります。
| 相談したい内容 | 特に確かめたい項目 | その理由 |
|---|---|---|
| まっすぐ生えた親知らず | 項目:通いやすさと説明の分かりやすさ | 理由:多くの歯科医院で行われている処置で、術後の通院のしやすさが負担を左右するため |
| 骨に埋まった親知らず | 項目:設備(CT)と連携先 | 理由:神経との距離を立体的に確かめ、院内か病院かを見極める必要があるため |
| 口の中のできもの | 項目:連携先と検査の流れ | 理由:組織を調べる検査や、病院での精密検査につなぐ場面があるため |
| 持病があり、抜歯が必要 | 項目:処置中の体制と主治医との連絡 | 理由:血圧や血の止まり方への配慮が、処置の計画に関わるため |
| 難しい処置と言われた | 項目:資格と経歴、紹介先 | 理由:担当する歯科医師の経験と、院内で難しい場合の行き先の両方が判断材料になるため |
たとえば、まっすぐ生えた親知らずのために遠くの病院を探すより、通いやすい医院で画像を撮ってもらい、そのうえで必要なら紹介を受けるほうが、時間の使い方としても無理がありません。反対に、できものや持病が関わる相談では、連携先や体制について最初に聞いておくと、その後の流れが見通しやすくなります。
五反田で予定に合わせて
相談先を決めるには
五反田駅の周辺で働く方にとって、処置の日だけでなく、検査、消毒、抜糸と複数回の通院が続くことを考えると、通いやすさも相談先を選ぶ大事な条件です。品川区の外にお住まいでも、勤務先の近くで外科処置の前後まで続けて通えると、仕事の予定を組みやすくなります。
説明の受け方で確かめたいこと
最初の相談では、次のような点が説明に含まれているかどうかにも目を向けてみてください。
- 撮影した画像を見せながら、処置が必要な理由を説明してくれるか
- 処置をしない場合や、別の方法を選んだ場合についても話があるか
- 腫れ・痛み・しびれなど、処置のあとに起こりうることを事前に伝えてくれるか
- 通院の回数と、仕事を休んだほうがよい日の見通しが示されるか
説明を聞いて迷いが残る場合は、別の医院で意見を聞くことも選択肢の一つです。その際は、撮影した画像の写しをお願いしておくと、改めての撮影を減らせることがあります。
当院でお手伝いできること
- 五反田駅直結で、昼休みを設けず毎日20時30分まで診療しています。検査と処置、経過確認を別々の日に分けて予約できます
- 歯科用CTを院内に備え、画像をお見せしながら、院内で行う処置か紹介が望ましい処置かをご説明します
- 歯科医師の経歴と所属学会は、当院のスタッフ紹介のページで公開しています
- 病院の口腔外科をご紹介する場合は、画像と所見をまとめた紹介状をお渡しし、処置後の経過は当院でも確認します
- 完全個室の診療室で、ほかの医院での説明内容や迷っている点も含めてご相談いただけます。ご予約はオンライン・LINEから承ります
よくある質問
口腔外科の専門医がいる医院でないと、親知らずは抜けませんか?
医院のホームページでは、どこを見れば口腔外科の体制が分かりますか?
別の医院の説明に迷っています。意見を聞きに行ってもいいのでしょうか?
初診で「ここでは難しい」と言われることもありますか?
仕事が忙しく、処置のために休みを取りにくいのですが。
まとめ|口腔外科を診る歯医者は
資格・設備・連携先を組み合わせて確かめる
口腔外科を診る歯医者を確かめるときは、看板の診療科名だけでなく、資格・設備・連携先の3つを組み合わせて見ることが手がかりになります。専門医・認定医・指導医は研修と審査の目安を示し、CTなどの設備は処置前の見極めに関わり、連携先は院内で難しいときの行き先を決めます。そして、説明の受け方そのものも、医院の体制を知る材料になります。
五反田で、仕事と両立しながら口腔外科の処置を受けられる相談先をお探しの方は、まず検査と説明の時間を取るところからご相談ください。
医院を比べるときの注意点
注意点
- 資格や設備は相談先を選ぶ目安の一つであり、それだけで処置の結果が決まるものではありません
- 処置の内容や全身の状態によっては、どの歯科医院でも院内では行わず、病院へ紹介となることがあります
- 抜歯などの外科処置のあとは、腫れや痛み、出血が数日続くことがあり、神経に近い処置ではしびれが出る場合もあります
- 複数の医院を受診すると、画像検査が重なって費用や通院の負担が増えることがあります
- ホームページの情報は更新時期によって実際と異なる場合があるため、気になる点は受診時に確かめてください
おおよその費用
口腔外科の処置の多くは健康保険の対象で、窓口でのお支払いは、診察や画像検査、処置の点数を合計した額に負担割合をかけて決まります。保険の点数は全国共通のため、資格の有無や医院の規模によって同じ処置の点数が変わることは基本的にありません。ただし、大きな病院を紹介状なしで受診すると、保険の負担とは別の料金がかかる場合があります。当院で必要な検査や処置は診察のあとに決まりますので、進める前に内容と目安をご説明します。
会計はクレジットカードにも対応しており、領収書は受診のたびにお渡ししています。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の趣旨を踏まえて、口腔外科を診る歯医者を探している方が、資格・設備・連携先の見方を知ったうえで相談先を選べるよう、確認項目を整理しています。
※必要な処置や通院の回数には個人差があります。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。院内で対応できるかどうかは、診察と検査を行ってから判断いたします。口や顎の症状でお悩みの際は、歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。