インプラントの種類とは?術式・メーカー・人工歯の違い【五反田】
インプラントの相談に行くと、「1回法」「2回法」「ジルコニア」「サージカルガイド」「骨造成」といった言葉が次々に出てきます。五反田で働く方から「見積書に並んだ言葉が、何の種類を指しているのか分からないまま持ち帰った」というご相談を受けることがあります。インプラントの種類は、実は一列に並ぶものではなく、性質の違う4つの軸が重なったものです。
この記事では、インプラントの種類を「手術の進め方」「インプラント体のメーカー」「人工歯の素材」「骨を増やす処置の有無」という4つの軸に分けて整理し、それぞれの選択で期間・費用・見た目・通院回数の何が変わるのかを解説します。最後に、五反田で見積書の言葉を一つずつ確かめながら相談を進める目安をご紹介します。
「インプラントの種類」は
4つの軸で見ると分かる
「種類」という言葉がややこしいのは、手術のやり方の違いと、埋め込む部品そのものの違いと、上に載せる歯の違いが、同じ「種類」という言葉で語られるからです。日本口腔インプラント学会が示すインプラント治療の費用の構成を見ると、診査・診断、インプラント手術、骨量が不足している場合の付随手術、サージカルガイドや静脈麻酔などの手術関連処置、アバットメントと最終冠からなる上部構造、メンテナンスという項目に分かれています(参照:日本口腔インプラント学会「インプラントの費用」 https://www.shika-implant.org/min-implant/beginner/cost/ )。つまり見積書の項目は、そのままインプラントの「種類の軸」に対応しています。ここでは次の4つの軸で整理します。
| 軸 | 主な選択肢 | 主に何が変わるか |
|---|---|---|
| 1. 手術の進め方 | 選択肢:1回法/2回法/抜歯と同時に埋める方法 | 変わること:手術の回数、待つ間に部品が口の中に見えるか、期間の長短 |
| 2. インプラント体のメーカー | 選択肢:国内外の複数メーカー、形状・表面処理・サイズの違い | 変わること:骨との相性、長期データの有無、将来の部品供給 |
| 3. 人工歯(上部構造)の素材 | 選択肢:セラミック系/ジルコニア系/金属を併用するものなど | 変わること:見た目の透明感、強度、費用 |
| 4. 骨を増やす処置の有無 | 選択肢:不要/ソケットリフト/サイナスリフト/GBRなど | 変わること:期間の追加、費用の追加、術後の腫れの出方 |
この4つは独立した軸なので、「2回法で、Aというメーカーで、上はジルコニアで、骨造成は不要」というように、一人ひとりの組み合わせで治療が決まります。見積書を読むときは、書かれた言葉がどの軸の話なのかを仕分けるだけで、ずいぶん見通しがよくなります。
術式・メーカー・人工歯の素材で、
期間・費用・見た目はどう変わる?
軸1|手術の進め方――「待っている間、部品が見えているか」で分かれる
1回法と2回法の違いは、歯ぐきを何回開くかで説明されることが多いのですが、もう一つの見方は「骨と結合するのを待つ間、部品の頭が口の中に出ているかどうか」です。日本口腔インプラント学会は、1回法は埋入直後に部品が露出し、2回法は粘膜で完全に覆って後から露出させる方法で、ほかに即時荷重と呼ばれる方法もあると説明しています(参照:日本口腔インプラント学会「よくあるご質問」 https://www.shika-implant.org/min-implant/faq/ )。1回法は結合を待つ間も部品の頭が見えている代わりに二度目の小手術がなく、2回法は歯ぐきの下で静かに結合を待つ代わりに頭を出すための処置がもう一度必要になります。抜いた歯の穴にそのまま埋める方法は手術の回数を減らせる可能性がありますが、骨の条件が整っている場合に限られます。どれが向くかは、骨の量と硬さ、噛む力、部位で判断します。
軸2|インプラント体のメーカー――名前より「合うかどうか」と「続くかどうか」
インプラント体は複数のメーカーが製造していて、太さや長さのバリエーション、ねじ山の形、骨に触れる表面の仕上げが少しずつ違います。同学会は、材料は主にチタンまたはチタン合金で、表面を改変したものが多く用いられていると整理しています(参照:同上)。メーカーの名前で選ぶより、①埋める場所の骨に合う形状とサイズがそろっているか、②長い期間の使用データが公表されているか、③何年か先に部品を交換したいときに供給が続いていそうか、という3点で見るのが現実的です。ビジネスパーソンの方なら、「転勤先でも対応してもらえるメーカーか」という視点も、実は大切な選び方の一つになります。
軸3|人工歯の素材――前歯は透明感、奥歯は強さで選ばれやすい
いちばん上に載せる人工の歯は、上部構造と呼ばれ、素材によって見た目と強さが変わります。天然の歯に近い透明感を再現しやすい素材、強度が高く割れにくい素材、金属を内側に使って強さを補う素材などがあり、それぞれ費用にも差があります。日本口腔外科学会も、費用は人工の歯(冠)の種類・材質によっても異なると説明しています(参照:日本口腔外科学会 口腔外科相談室「インプラントをしたい」 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/ha/inpurant/ )。前歯のように光の透け方が目立つ場所と、奥歯のように強い力がかかる場所とでは、優先したい性質が変わりますし、歯ぎしりの癖がある方は強度を重く見ることになります。素材の選択肢は審美歯科のページで扱う被せ物と共通する部分も多いので、あわせて参考にしてください。
軸4|骨を増やす処置――「必要になるかどうか」でスケジュールが変わる
骨の量が足りない場所にそのまま人工歯根を埋めることはできないため、その場合は骨を増やす処置を先に、または同時に行います。上あごの奥歯でよく用いられるソケットリフトやサイナスリフト、骨の幅や高さを補うGBRなどが代表的で、この軸は「どれを選ぶか」というより「必要かどうか」で決まる軸です。処置が加わると、期間と費用が上乗せされ、術後の腫れも出やすくなります。各処置の内容は、当院のインプラント案内で図とともに説明していますので、ここでは名前と位置づけにとどめます。
見積書を読むときの仕分けメモ
- 「1回法・2回法・即時」の言葉が出たら → 軸1(手術の進め方)。手術の回数と待ち方の話
- メーカー名やシステム名が出たら → 軸2(インプラント体)。骨との相性と長期データの話
- 「セラミック・ジルコニア・メタルボンド」が出たら → 軸3(人工歯の素材)。見た目と強度と費用の話
- 「ソケットリフト・サイナスリフト・GBR」が出たら → 軸4(骨を増やす処置)。必要かどうかで期間と費用が変わる話
- 「サージカルガイド・静脈内鎮静」が出たら → 手術を計画どおりに、負担を抑えて進めるための付随処置。種類の軸とは別枠で確認
五反田で見積書の言葉を確かめながら
選ぶには
4つの軸のうち、自分で選べる部分と、検査で決まる部分
4つの軸を見てきましたが、すべてを自分の好みで選べるわけではありません。人工歯の素材(軸3)はご希望を反映しやすい一方、手術の進め方(軸1)と骨を増やす処置(軸4)は骨の量と硬さで大きく左右され、メーカー(軸2)は部位や骨の形との相性で絞られます。つまり、種類を「選ぶ」前に、CTで骨の状態を「知る」工程が先に来ます。五反田駅直結の当院では、撮影した画像を見ながら、「あなたの骨ならこの軸はこう決まる」「この軸はご希望で選べる」と、選べる部分と決まる部分を分けてご説明しています。
お仕事の合間に来院される方が多いため、初回は「言葉の意味を確かめて持ち帰る」だけでも構いません。工程の全体像・骨を増やす各処置の内容・料金表はインプラント案内ページに掲載していますので、見積書と照らし合わせながらご覧ください。
当院でできること
- 五反田駅直結・年中無休で、昼の休診なしに夜20時30分まで診療。昼休みや退社後に「見積書の言葉を確認したい」というご来院にも対応しています
- 歯科用CTと口腔内の型取りデータをもとに、埋める位置と角度をあらかじめ設計してから手術に臨みます
- 完全個室で、他院の見積書をお持ち込みいただいての整理や、セカンドオピニオンとしてのご相談も承ります
- 出張や繁忙期のご予定を伺い、通院回数と間隔を先に見える形でご提示します
- オンライン予約・LINE予約に対応し、スマートフォンから日程の変更ができます
よくある質問
見積書に「サージカルガイド」と書かれていました。これは何の種類ですか?
上に載せる歯をセラミックとジルコニアで迷っています。どう考えればいいですか?
メーカーの名前を出して「このメーカーがいい」と聞きました。指名はできますか?
1回法と2回法は、自分で選べるのですか?
出張が多く、通院回数をできるだけ減らしたいです。種類の選び方で変わりますか?
まとめ|インプラントの種類は4つの軸に仕分けると、見積書が読めるようになる
インプラントの種類は、手術の進め方・インプラント体のメーカー・人工歯の素材・骨を増やす処置の有無という4つの軸に分けて考えると、期間・費用・見た目・通院回数のどれに効いてくる選択なのかが整理できます。素材のように希望を反映しやすい軸もあれば、手術の進め方や骨の処置のように検査で決まる軸もあり、その仕分けができれば「何を選ぶか」ではなく「何を確認するか」が見えてきます。
五反田で見積書を前に立ち止まっている方は、その紙を持って一度ご相談ください。言葉を4つの軸に置き直すところから、一緒に進めていきます。
種類を選ぶ際の注意点
注意点
- 4つの軸は整理のための考え方であり、実際にどの術式・部品・素材が適するかは骨や噛み合わせを検査したうえで個別に判断します
- 手術の回数が少ない方法や期間の短い方法ほど、骨の量や硬さの条件が厳しくなる傾向があります
- 人工歯の素材は、見た目・強度・費用のどれかを優先すると別の要素が下がることがあり、噛む力によっては欠けや割れが起こる可能性があります
- 骨を増やす処置を併用した場合、腫れや痛みが通常より長引くことがあり、全体の期間も延びます
- どの種類を選んでも、外科処置に伴う痛み・腫れ・内出血の可能性と、治療後の定期的なメンテナンスの必要性は共通です
おおよその費用
費用は4つの軸の組み合わせで変わります。当院の基本の項目は、インプラント手術(1本)150,000円・インプラントフィクスチャー50,000円・インプラントクラウン150,000円で、2回法を選ぶ場合は2次手術(1本)50,000円、治療中に仮の歯を使う場合はプロビジョナル50,000円が加わります。骨を増やす処置が必要な場合は、ソケットリフト50,000円・サイナスリフト150,000円・骨造成(GBR)50,000〜100,000円のいずれかが上乗せされます(金額はいずれも税抜)。人工歯の素材による差を含めた見積もりは、検査後にお渡しします。
お会計は現金のほか主要なクレジットカードをご利用いただけます。確定申告で医療費控除を受けられる場合がありますので、領収書はお手元に残してください。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)に準拠し、インプラントの種類について調べている方が、選択肢・費用・注意点を理解したうえで比較検討できるように記載しています。
※注意点の現れ方には個人差があります。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。どの術式・部品・素材が合うかは、顎の骨や噛み合わせを検査したうえで個別に判断されます。インプラントを検討中の方は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。